SCHOOL 第3回フラワーデザイン展「FLOWER MUSEUM 2022」〜Nature Positive〜 2月17日(木)〜19日(土)の3日間、芸術文化の創造発信の拠点「東京芸術劇場」にて、フラワーデザインの多様な魅力をお伝えする展覧会「第3回 FLOWER MUSEUM 2022 –Nature Positive– 」を開催しました。 花や植物を扱う企業として、地球環境や、生産者の想いに継続して関わり続けること。 世界中が困難な状況の時にも、花はポジティブなパワーを与えてくれること。 今だからこそ皆様に笑顔になっていただける場を提供したいという想いから、本展覧会の開催を決断いたしました。 —————- ■迎花 トップデザイナー今野政代、今野亮平の特別作品。今回の展覧会テーマ「Nature Positive」を表現しました。 以下、迎花に寄せたメッセージです。 “自然の尊さ 花・葉・苔の美しさ デザインのチカラ 全てが融合した時に初めて生まれるPowerを感じていただきたい。その想いで制作いたしました。 サスティナビリティに間伐材を再構築し、アーティフィシャルフラワー、プリザーブドフラワーをダイナミックに組み合わせたデザインは 今日までの過去に感謝し、新たに始まる未来へ捧げる植物からのPositiveなメッセージです。” —————- ■生徒作品 今回は作品テーマを3つに分け、旬の生花、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーなど様々な素材で作品を披露しました。 ひとつめのグループ“Creative Design”は「創造的なデザイン/発想力や技術が新しい」、 ふたつめのグループ“Positive Power”は「前向きな力、積極的な力、楽観的な力」、 最後のグループ“Good Relationship”は「良好な関係/仲の良い/関係性がよい」をテーマにデザインしました。 ■オブジェ それぞれのテーマごとに、シンボルとなる大型オブジェを、講師チームが中心となって制作しました。 3回目のデザイン展となる今回は、出展者の技術や伝えたいテーマからデザインへ落とし込む力が格段に上がり、来場者の皆様からも称賛のお声を多数頂戴しました。そのアンケートの一部をご紹介します。 「まるで森の中に迷い込んだかのようでした」 「植物のもつパワー、力強い生命力に触れてリラックスでき、魂までが洗われていくような感覚」 「美しい花と素晴らしい造形美に感動」 「花と正面から勝負している潔さが好き」 「どの作品もレベルが高くて素晴らしかったです。出展者の意欲を感じました」 「お花のあらゆる可能性を感じさせてくれる素敵なイベントでした」 「壮大な花の世界に引き込まれた」 —————- ■体験ワークショップ 参加費無料で体験ワークショップを開催。さまざまな世代の方にご参加いただきました。 —————- ■more trees(モア・トゥリーズ)への協賛 more treesとは、音楽家・坂本龍一氏が代表を務める森林保護団体です。森と人が共に生きる社会を目指し、様々な活動を行なっています。 今回、本展覧会「Nature positive」ではその活動に賛同し、展覧会の来場者、ワークショップ参加者の方より寄付を募り、全額を送金いたしました。 花や植物を扱う企業として、今後もSDGsへの取り組みを継続してまいります。 —————- ■ベル・フルール/エミリオ・ロバ 合同ブランド展示会 1981年創業、プリザーブドフラワーをはじめとした花に関する総合的なプロデュースを行う「ベル・フルール」は、2020年7月、M&Aによりフランス・パリ発のアーティフィシャルフラワーブランド「エミリオ・ロバ」を継承しました。本展覧会ではふたつのブランドの展示会を開催し、現在のブランドの世界観を体感いただきました。 また、出口側ウィンドウにはベル・フルール本社デザインチームの作品「Flowerfall(花の滝)」を展示。 来場者の皆様を最後のサプライズでお送りいたしました。 —————- 植物とデザインの力、リアルな空間で生まれたコミュニケーションで、多くの方々に大きな感動を与えた今回のイベント。 「作品展」から「MUSEUM」へと脱皮した素晴らしい2022デザイン展となりました。 出展された生徒の皆さん、ご来場の皆様、開催にご協力いただきました全ての方に心より感謝申し上げます。 2022.04.15 ツイート