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【コラム】あなたを見守ってくれる方々に感謝する日

《 Belles Fleurs Tokyo フラワーデザインコラム vol.7 》

夏服の肌にも、初秋を感じはじめる九月中旬の祭日は、何の日でしょう?そうです、多くある祭日の中でもわりと地味な祭日が、敬老の日かもしれません。現代では、感謝の対象になる「お年寄り」が身近に居ないせいかもしれません。

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メッセージ敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを目的として、昭和23年(1948年)に9月15日を敬老の日として定められました。9月15日としたのには、いくつか説があります。

一つ目は敬老会の開催日が9月15日だったから。二つ目は、聖徳太子が大阪の四天王寺に悲田院を建立した日で、悲田院が現在の老人福祉施設のような場所だったため、敬老の日にふさわしいという説。 三つ目は、717年に元正天皇が養老の滝に御幸した(訪れた)日という説です。

いずれにしても老人を敬う日からです。しかし平成15年(2003年)にハッピーマンデー制度(一部の祝日を従来の日から特定の月曜日に移動させる制度)が導入され、敬老の日も「9月の第3月曜日」となり、今年は9月18日が、その日なのです。

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ロサケンティフォーリア敬老の日も、母の日や父の日と同様に、「感謝を表すプレゼント」が行われますが、この日ばかりは、誰から誰にプレゼントを渡すとかが決まってはいません。一般的には、孫から祖父母にプレゼントをあげることが多いようですが、自分の成長を見守ってくれていたご近所のご老人や先輩なども対象にして良いのではないかと思います。

ここで悩むのが、感謝のプレゼントの品です。お孫さんがいる方は「お孫さんが描いてくれた似顔絵やありがとう」が最高のプレゼントですが、親御さんや祖父母へは、やはり「花束」が喜ばれるのではないでしょうか。

花には「花言葉」と「文化背景」という「無口な多弁」という素晴らしいアイテムが備わっています。多くの感謝の言葉を並べなくても、気持ちを伝えてくれる花のアイテムを利用しましょう。

まずは「敬う」という花言葉をもつ花たちは、白バラ、ムクゲ、木苺など何種類もありますが、なかでもモスローズのロサ・ケンティフォリアがお勧めです。上の写真のように、八重咲のオールドローズで、17世紀にフランドルからフランスに渡っていったバラです。このバラの花言葉には、「崇拝」と「尊敬」という言葉があります。「崇拝」や「尊敬」は、親御さん祖父母、先生や先輩など、目上の人達に贈ると良い花言葉です。

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マリー・アントワネットこのロサ・ケンティフォリアは、ロココ絵画に描かれている文化背景があります。皆さんも一度は目にしたことがあると思いますが、《モスリンのシュミーズドレスを着た王妃マリー・アントワネット》(1783年、ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵)です。描いたのは美貌の女流画家ルイーズ・ヴィジェ・ルブランです。

絵の中で手にしているバラと背景に描かれているバラも、ケンティフォリアだと言われています。バラの茎にリボンを巻いている手先が、興味深いですね。

私は、ロサ・ケンティフォリアを小さな花束にして、マリー・アントワネットの絵ハガキの余白にメッセージを添えて、感謝の気持ちをバラ好きの祖母に贈ることにいたします。

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